ドイツ旅行記(ローテンブルク)


ローテンブルク観光


 続いて聖ヤコブ教会に向かいます。
 
 この教会は建設に100年以上の月日を費やし、1448年に完成したそうです。建設に月日を要したのは、建設費用がすべて市民の寄付で集められたものだからとのことです。市民の信仰心の篤さに感心させられます。
 
聖ヤコブ教会の東の主祭壇
東側の「主祭壇
 教会の中に入ると縦に細長く伸びるステンドグラスが特徴的な祭壇が見えます。そこには十字架のキリストと十二使徒が祭られています。この祭壇は教会の東側に位置し、「主祭壇」と呼ばれています。
 
 そして、その反対の西側には「聖血の祭壇」と呼ばれる祭壇があります。そこにはドイツで活躍した彫刻家リーメンシュナイダーの作品「最後の晩餐」が飾られています。
 
聖ヤコブ教会の西側の「聖血の祭壇」
西側の「聖血の祭壇」
 リーメンシュナイダーは1524年におこったドイツ農民戦争で農民に味方して敗北、囚われの身となります。後に釈放されますが二度と作品を手掛けることはなかったそうです。
 
 下の写真が「聖血の祭壇」に飾られているリーメンシュナイダーの傑作「最後の晩餐」です。ただし、この写真は本物ではなく、お土産用に売られていた紙製のものです。
 
リーメンシュナイダーの傑作「最後の晩餐」
リーメンシュナイダーの傑作「最後の晩餐」