ハンガリー旅行記(ブダペスト)


ブダペスト市内


 1998年5月、ゴールデンウィークの休みを利用して、かつて東欧と呼ばれた地域を旅しました。
 
 成田空港から関西国際空港を経由して、まずはウィーン国際空港に向かいます。ここで飛行機を乗り継ぎ、ハンガリーの首都ブダペストにのフェリヘジ国際空港に向かいます。
 
 日本とハンガリーの時差はマイナス7時間です。ブダペストに到着したときは、すでに夜です。ホテルに直行し、明日からの予定を聞いたらそのまま就寝です。
 
 
 一夜明けて、今日はハンガリーの首都ブダペストを観光します。 朝食を終えたらバスに乗り込み、8時30分にホテルを出発します。少し天気が悪いのが気になりますが、車窓からの景色を楽しみながら、まずは英雄広場に向かいます。
 
ブダペスト市内
ブダペスト市内
 古代ローマ帝国の時代、ここにはローマ人がアクインクムという町を築いていました。そのローマ帝国が滅ぶと、残された広大な領土を巡ってさまざまな民族が争いを繰り広げます。
 
 896年、東方からマジャール人と呼ばれる騎馬民族がこの地域にやってきます。
 
 マジャール人は、さらに西に向かい、東フランク王国の領土に侵入しますが、国王オットー1世(後に神聖ローマ帝国の初代皇帝に即位)に敗北します。西方への進出を阻まれたマジャール人は、かつてアクインクムがあった場所に「ブダ」と「ペスト」の2つの町を建設して、ここに定住します。
 

ブダペスト市内

ブダペスト市内
 
 1000年、マジャール人の大首長イシュトヴァーンがローマ教皇から王冠を授かります。ハンガリー王国の誕生です。ハンガリー王国の初代国王に即位したイシュトヴァーンは、キリスト教を国教に定め、その功績により、後に聖人に列せられました。
 
 これから向かう英雄広場には、イシュトヴァーンをはじめ歴代の国王の銅像が立っています。