オーストリア旅行記(ウィーン)


ベルヴェデーレ宮殿


 10時45分、ベルヴェデーレ宮殿に到着です。
 
ベルヴェデーレ上宮
ベルヴェデーレ上宮
 ベルヴェデーレとは、「美しい眺め」という意味です。オスマン・トルコとの戦いで活躍したプリンツ・オイゲン公が夏の離宮として建築したバロック宮殿です。
 
 宮殿は庭園を挟んで南側の上宮と北側の下宮に分かれています。現在は美術館になっています。
 
 オイゲン公は、フランスのサヴォイ家の出身で、彼がハプスブルク家に仕えた頃オスマン・トルコがウィーンに攻め込んできます。オイゲン公は、援軍に駆けつけたポーランド王ソビエスキとともに奮戦し、トルコ軍を追い払いました。
 
 皇帝レオポルト1世はオイゲン公にトルコ軍の追撃を命じます。彼は軍事の才能を発揮してハンガリーのブダペストからトルコ軍を追い払いました。
 
ベルヴェデーレ上宮からの眺め
ベルヴェデーレ上宮からの眺め
ベルヴェデーレ上宮前に広がる庭園
ベルヴェデーレ上宮前に広がる庭園
 
 オイゲン公の死後、この宮殿はハプスグルク家の所有となります。女帝マリア・テレジアは、娘マリー・アントワネットがフランスのルイ16世の元に嫁ぐ時、この宮殿で送別会を開いたそうです。