オーストリア旅行記(ザルツブルク)
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ザルツブルクの大聖堂
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昨日も通ったゲトライデ通りにやってくると、歩行者天国の通りが停車している車で溢れています。現地ガイドさんの説明によると、ゲトライデ通りに並ぶお店に納品するために早朝は多くの車が出入りしているそうです。
ゲトライデ通りを抜けて、ザルツブルク大聖堂にやってきました。ザルツブルク大聖堂は774年に聖ヴィルギルによって創建されました。1598年に火災で焼失してしまい、1614〜1628年にかけて再建されました。1655年になって正面に2つの塔がとりつけられました。

ザルツブルク大聖堂 |
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聖ヴィルギルの像 |
大聖堂の内部はサンティノ・ソラーリという建築家が手がけたもので、バロック様式になっています。奥行99メートル、横幅68メートルの大聖堂には、1万人の信者が入ることができるそうです。
中央ドームは71メートルの高さがあり、描かれているフレスコ画はドナート・マスカーニと弟子のイグナチオ・ソラーリ(サンティノ・ソラーリの息子)の作品です。

大聖堂の内部 |
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大聖堂の中央ドーム |
1702年にクリストフ・エーゲダッハーが製作したオルガンは、ヨーロッパ最大級の規模で、6000本のパイプが使用されているそうです。

大聖堂のオルガン |
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大聖堂の洗礼盤 |
大聖堂の一角に置かれている洗礼盤は14世紀につくられたもので、盤を支えるライオンは12世紀頃に造られたものだそうです。1756年に生まれたモーツァルトもこの洗礼盤を使ったそうです。

爆撃された大聖堂 |
大聖堂は、第二次世界大戦中の1944年10月16日にアメリカ軍の爆撃を受けています。大聖堂の内部には、爆撃を受けてドームが崩れた大聖堂の写真が展示されています。
被災した大聖堂は1959年に修復され、現在では多くの観光客が訪れる名所になっています。
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