オーストリア旅行記(ウィーン)
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ケルントナー通りとグラーベン通り
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シュテファン寺院から南へのびるケルントナー通りを歩きます。

ケルントナー通り
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ケルントナー通りは、ウィーン旧市街最大の繁華街です。両脇には多くのショップやレストランが並び、多くの人で賑わっています。
ケルントナー通りには、クリスタルを扱うショップ、ロブマイヤーがあります。1823年に創業されたハプスブルク家御用達のショップで、王宮で使用するシャンデリアやガラス製品を扱ってきました。その先にはマルタ騎士団教会があります。14世紀に建てられた教会です。

ロブマイヤー
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マルタ騎士団教会
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ケルントナー通りの終着点にはオペラ座が建っています。このオペラ座の近くにある免税店で買い物をして、その後は全員解散してフリータイムです。
いま来たケルントナー通りをシュテファン寺院まで戻り、そこから西にのびるグラーベン通りを歩きます。「グラーベン」は「濠」を意味しています。バーベンベルク家がウィーンを統治していた頃は、ここにウィーンを守る濠があったそうです。

グラーベン通り
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グラーベン通りにはペスト記念柱(三位一体記念碑)が立っています。

ペスト記念柱
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1678〜1679年にかけてウィーンでペストが大流行して10万人以上の命が奪われました。当時の皇帝レオポルト1世は、ペストが終息したことを神に感謝するためにフィッシャー・フォン・エルラッハたちに命じて柱を建立しました。
柱の台座には、三位一体記念碑にかけて当時のハプスブルク家が統治していたオーストリア、ハンガリー、ボヘミア三国の紋章が飾られています。
柱には跪いて神に感謝をあらわす皇帝レオポルト1世の像があります。その下には老婆を突き落とす天使の像があります。この老婆はペストをあらわしています。

皇帝レオポルト1世 |
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老婆を突き落とす天使 |
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