ベルギー旅行記(ブルージュ)
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ブルク広場
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今日は9時30分にホテルを出発する予定です。少し早起きして出発前に早朝のブルージュを散策します。

朝日に照らされるブルク広場 |
ホテルから5分ほど歩いてブルク広場にやってきました。ここはブルージュ発祥の場所です。
9世紀にフランドル伯ボードゥアンがノルマン人に対する城塞を築いたのがこの場所でした。「ブルク」は「城塞」を意味しています。
ブルク広場の一角には12世紀に造られた聖血礼拝堂があります。第二次十字軍(1147〜1148年)に参加したフランドル伯ディードリックがコンスタンティノープル(現在のトルコ領イスタンブール)から持ち帰ったというキリストの聖なる血が納められています。
聖血礼拝堂の正面にはディードリックの黄金像が飾られています。そして、絶世の美女と讃えられ、フランドルの人々から愛されたマリー公女の像も飾られています。

聖血礼拝堂
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ブルゴーニュのマリー公女 |
1477年、マリー公女はハプスブルク家のマクシミリアンと結婚します。二人はとても仲睦まじく、やがて二人の間にはフィリップとマルガレーテという子供が生まれました。しかし、二人の幸せな結婚生活はわずか5年で終わりを告げます。1482年、マリーはマクシミリアンと一緒に狩猟に出かけた際に落馬事故に遭い、25歳の若さで亡くなりました。

市庁舎 |
聖血礼拝堂の隣には豪華な市庁舎が建っています。1376〜1400年にかけて建設された、とても古い建物です。
市庁舎のさらに隣は旧古文書館です。16世紀に建設された建物で、当初は裁判所として利用されました。そのため、建物の頂上には正義の女神像が立っています。女神像は左手に公平をあらわす秤を持ち、右手には断罪の剣を持っています。

旧古文書館
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正義の女神像 |
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