ベルギー旅行記(アントワープ)
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アントワープの市内散策
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ルーベンスの絵を見学した後は、ノートルダム大聖堂を出てグルン広場に向かいます。ここにはルーベンスの銅像が立っています。

ルーベンス像が立つグルン広場 |
ルーベンス像の背後にはノートルダム大聖堂の鐘楼が見えます。ここは絶好の撮影ポイントになっています。
ところで、アントワープで活躍した画家といえばルーベンスが特に有名ですが、彼以外にもブリューゲル親子やルーベンスの助手を務めて後にイギリスの宮廷画家になったアンソニー・ヴァン・ダイクなどがいます。
ここで暫くフリータイムです。まずは、お土産を買うために添乗員や現地ガイドさんと一緒にチョコレートのお店に向かいます。

店頭に並んだチョコレート |
店頭には美味しそうなチョコレートがずらりと並んでいます。パッケージになっているものもありますが、好きなものを選んで詰め合わせにしてもらうこともできます。
お土産を買った後は、残った時間でアントワープ市内を散策しました。

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←↑ アントワープの町並み |
フリータイムの後は全員集合してバスに向かいます。バスが待つ駐車場に向かう途中、現地ガイドさんが少し寄り道をしてフラーケンスハングと呼ばれるエリアに連れて行ってくれました。
多くの観光客が集まるグルン広場のすぐ西隣に位置するにも関わらず、人通りが少なく、中世を思わせる古い建物が集まっています。このエリアにはレストランが多く、グルメ地区としても知られているそうです。
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フラーケンスハングと呼ばれるエリアにある建物 |
さて、最後にアントワープの歴史の話に戻りますが、15〜16世紀にかけて「黄金のアントワープ」と讃えられる繁栄を謳歌したアントワープもカトリックとプロテスタントの争いに巻き込まれてしまいます。
1568年、スペインの過酷な支配に対してネーデルラント八十年戦争が勃発します。1581年にはネーデルラントの北部7州(オランダ)がスペイン支配からの独立を宣言します。1585年にアレッサンドロ・ファルネーゼ率いるスペイン軍がアントワープを占領しますが、八千人を超える市民が犠牲になりました。
以後、ネーデルラントの南部10州はスペインの支配下に留まることになりますが、アントワープで暮らしていたプロテスタントの多くはオランダのアムステルダムに移住しました。移住者の中には知識人や技術者が多くいて、彼らを追放したアントワープは衰退し、代わって彼らを受け入れたアムステルダムが黄金時代を向かえます。
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