ベルギー旅行記(ブリュッセル)
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ブリュッセルの市内散策
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聖ミッシェル大聖堂を出たら、南に広がる丘の周辺を観光します。今日の朝、メッヘレンに行くときに利用したブリュッセル中央駅の南に位置する丘は「モン・デ・ザール(芸術の丘)」と呼ばれています。

壁に漫画が描かれた建物 |
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芸術の丘
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芸術の丘は国王レオポルド2世(在位1865〜1909年)によって整備されました。国王はこの場所に各地から芸術品を集めたいという思いをこめて、芸術の丘と名づけました。

芸術の丘からの眺め
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そのため、芸術の丘の周辺にはベルギー王立美術館やマルグリット・ミュージアム、アルベール1世図書館などの施設が集まっています。
丘からブリュッセルの町を見渡せる位置にはレオポルド2世の跡を継いだアルベール1世(レオポルド2世の甥、在位1909〜1934年)の騎馬像が立っていて、そこからは夕焼けに染まる市庁舎の塔とブリュッセルの町並みを一望できます。
芸術の丘から見えるディナスティ宮の壁にはカリヨンの音に合わせて動く仕掛け時計が取り付けられています。
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↑ 芸術の丘周辺の建物
← 仕掛け時計
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芸術の丘のすぐ側にはロワイヤル広場(王宮広場)があります。広場にはロレーヌ公ゴドフロワ・ド・ブイヨン(1061頃〜1100年)の騎馬像が立っています。彼は第一次十字軍(1096〜1099年)に参加した諸侯の一人で、優れた統率力と勇敢さを評価されて聖地エルサレムの王に推薦されました。

ロワイヤル広場に立つ
ロレーヌ公ゴドフロワ・ド・ブイヨン像 |
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しかし、彼は聖地の王になるのは恐れ多いとして「聖墳墓(キリストの墓)の守護者」という称号を名乗りました。一説には、彼がエルサレム王を名乗るのを快く思わない人々が、このように呼んだとも伝えられています。1100年にゴドフロワが亡くなると、跡を継いだ弟のボードワン1世(在位1100〜1118年)が初代エルサレム王を名乗りました。
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