オランダ旅行記(ハーレム)
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フランス・ハルス美術館
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聖バフォ教会を出たら軽くランチタイムをとってからフランス・ハルス美術館に向かいます。ここは養老院だった建物を改築してつくられた美術館です。

フランス・ハルス美術館 ↑→
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美術館の内部は写真撮影がOKとのことなので、カメラを持って入ります。内部にはフランス・ハルスだけでなくフランドルで活躍した画家たちの作品も展示されています。
まずは、ハンス・メムリンク(1430頃〜1494年)の描いた三連祭壇画です。メムリンクはベルギーのブルージュで活躍した画家です。向かって左のパネルにはキリスト誕生の場面が描かれています。中央のパネルは十字架にかけられたキリストです。右のパネルはキリスト復活の場面です。

三連祭壇画(ハンス・メムリンク) |
続いては、ピーテル・ブリューゲル(子/1564頃〜1636年)の描いた「ネーデルラントのことわざ」という作品です。このテーマの作品は、彼と同名でフランドルを代表する画家だったピーテル・ブリューゲル(父)も描いていてドイツのベルリン絵画館に展示されています。

ネーデルラントのことわざ(ブリューゲル(子))
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作品には70以上の人や動物を使ってネーデルラントのことわざが表現されています。
例えば、豚の足元にバラをまいている場面は、日本の「豚に真珠」をあらわし、悪魔に告解している場面は、信用してはいけない者に秘密を打ち明ける愚かさをあらわしているといった具合です。
その先の広い部屋に出ると、フランス・ハルスが描いた集団肖像画がずらりと並んでいます。

聖ハドリアヌス市警備隊の士官たちの晩餐
(フランス・ハルス)
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「聖ハドリアヌス市警備隊の士官たちの晩餐」は、1627年頃に描かれた作品で、聖ハドリアヌスを守護聖人とする警備隊の晩餐会がテーマになっています。
「聖ゲオルギウス市警備隊の士官たち」は、1639年頃に描かれた集団肖像画で聖ゲオルギウスを守護聖人とする警備隊の人たちがモデルになっています。

聖ゲオルギウス市警備隊の士官たち(フランス・ハルス)
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一通り作品を鑑賞した後は、建物に囲まれた中庭に出てみます。

フランス・ハルス美術館の中庭
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フランス・ハルス美術館の中庭
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