オランダ旅行記(ザーンセ・スカンス)
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木靴の工房
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木靴の工房 |
木靴の工房にやってきました。
オランダ名物となっている木靴は、国土の大部分が海面下にあるオランダで暮らす人々にとっては一般的な履物でした。
木靴の製作にはポプラの木が使われるため、オランダではポプラの木をよく見かけるそうです。
木靴の歴史は古く、1200年代の木靴が発掘されているそうです。1200年代の木靴はハンノキ製だったそうです。使えなくなった木靴は焼いて処分されたため、木靴が発掘されるのは非常に珍しいそうです。

木靴の展示 |
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木靴をつくる道具 |
木靴は時代とともに木をくりぬいただけの物から、形やデザインに凝ったものに姿を変えていきます。スリッパやゲタのようなタイプからハイヒールの形をした物もつくられました。そして、地方の特色もあらわれるようになり、オランダの人たちは木靴を見るだけで出身地が分かったそうです。
工房の奥に行ってみると、ちょうど木靴製作の実演がはじまるところでした。並べられた椅子に座って見学します。
職人が木の塊をセットして機械のボタンを押すと、機械が動き出してあっという間に靴の形になりました。昔は手作りだった木靴も、近年は機械にデータを入力すれば、自動的に製作してくれるようです。時代の流れを感じました。
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←↑ 木靴製作の実演 |
木靴製作の実演後は、隣接するショップで買い物です。天井や壁に並べられた木靴には各国の表示でサイズが書かれています。日本人も多く訪れているのか、日本のサイズも書かれています。

木靴工房のショップ |
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木靴工房のショップ
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ここで数点のお土産と、風車や木靴の歴史に関する小冊子を買ってから工房を出ます。
ここから、来た道を引き返してコーフ・ザーンダイク駅に向かいます。そして、アムステルダム中央駅までのチケットを購入して列車に乗り込みます。 |
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