フランス旅行記(ロワールの古城)
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シュノンソー城
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ディアーヌの寝室にはアンリ2世の正妻カトリーヌ・ド・メディシスの肖像画も飾られています。
アンリ2世が亡くなると、カトリーヌはディアーヌを城から追い出します。新たにこの城の主となったカトリーヌはディアーヌに対抗して、彼女が造った庭園の向かい側に美しい庭園を造りました。

カトリーヌ・ド・メディシスの肖像画 |
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カトリーヌ・ド・メディシスの寝室 |

カトリーヌが建設させた回廊(ギャラリー) |
1576年、カトリーヌはディアーヌがシェール川に架けた石橋の上に幅6m、長さ60mの回廊(ギャラリー)を建設します。
1577年、ここでカトリーヌの息子アンリ3世のための舞踏会が開催されました。
1914〜1918年にかけての第一次世界大戦の間は病院として利用され、多くの負傷者がここで治療を受けました。
回廊を通ってシェール川を渡ると、美しい城の全景を眺めることができます。観光に訪れた人たちがカメラを手にして撮影ポイントを探しています。私も撮影ポイントを変えながら数枚撮影しました。その中の1枚が下の写真です。

シェール川の上に建つシュノンソー城 |
カトリーヌの死後、この城はアンリ3世の妻ルイーズ・ド・ロレーヌ王妃、徴税請負人クロード・デュパン夫妻、プルーズ夫人と次々に主が変わります。
そして、1888年にプルーズ家が破産して実業家アンリ・ムニエが城を購入、現在もムニエ家が城を所有しています。
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