ドイツ旅行記(ローテンブルク)
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ローテンブルク散策
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ハイデルベルクを出発して2時間30分かけてローテンブルクにやってきました。城壁に囲まれ、木組みの家並みなど中世の面影を残すローテンブルクは「中世の宝石」と呼ばれています。
城壁の外でバスをおりてガルゲン門からローテンブルクに入場します。城壁の上は歩くことができます。階段をあがって町の北側にのびる城壁を歩きます。

ローテンブルクの城壁 ↑→ |
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10世紀頃にローテンブルク伯の城が築かれ、次第に町が形成されました。1172年、ローテンブルクは自治権を獲得し、これを機に全長1.5キロメートルの城壁が築かれました。
13世紀、人口の増加に伴って城壁は全長2.4キロメートルに拡張されます。いま歩いている北側の城壁はこの時期に建設されたものです。その後、14世紀に再び城壁は拡張され、全長3.4キロメートルになりました。

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クリンゲンガッセ
← クリンゲン門
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13世紀の城壁拡張と同じ時期に建てられたクリンゲン門で城壁をおりて、クリンゲンガッセを歩きます。クリンゲンガッセはメインストリートのヘルンガッセに続いています。ヘルンガッセには裕福な商人の家が集まっていました。この道の先には、町の中心マルクト広場があります。

マルクト広場に続くヘルンガッセ
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ローテンブルク伯の家系が絶えると、皇帝はローテンブルクをホーエンシュタウフェン家に与えます。このホーエンシュタウフェン家は、12〜13世紀にかけてフリードリヒ1世(バルバロッサ)やフリードリヒ2世などの優れた皇帝を輩出しました。
フリードリヒ2世(在位1220〜1250年)の死後、神聖ローマ帝国は皇帝不在の大空位時代を経て1273年にハプスブルク家のルドルフ1世(在位1273〜1291年)が皇帝に即位します。
1274年、ルドルフ1世はローテンブルクに帝国自由都市の特権を与えます。皇帝直属の領土となって封建領主や聖職者の干渉を受けることがなくなったローテンブルクは、大きく発展しました。
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