ドイツ旅行記(ライン川)
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ライン川クルーズ
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午前11時10分、予定通りライン川クルーズに出発です。天気が良くて絶好のクルーズ日和です。
ライン川はスイスのアルプスを源流とする全長1,320キロに及ぶ大河です。ドイツ人はこのライン川を「父なるライン」と呼び、もう1つの大河ドナウ川を「母なるドナウ」と呼んでいます。リューデスハイムの対岸にあるビンゲンという町からコブレンツまでの65キロの区間が世界遺産に登録されています。

ライン川クルーズに出発 |
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丘陵に広がるブドウ畑
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リューデスハイムの背後の丘には「ニーダーヴァルト記念碑」が立っています。ドイツ帝国(1871〜1918年)の誕生を記念して1877〜1883年にかけて建造されました。女神ゲルマニアがドイツ皇帝の冠を掲げています。全体の高さは37.6メートルあります。今回は、残念ながら修復作業中でした。
その先には中州があって「ネズミの塔」が建っています。昔、冷酷な大司教がいて、あるときネズミの大群に襲われます。大司教はこの塔に逃げ込みましたが、ネズミの大群はライン川を泳いで渡り、ついには大司教を食い殺してしまったそうです。

ニーダーヴァルト記念碑 |
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ネズミの塔
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ライン川沿いには多くの古城が点在しています。10〜14世紀にかけて建てられたものが多く、積荷を載せてライン川を航行する船から通行税を徴収するための関所として利用されました。最盛期には関所の数は62に達し、積荷の値が倍に跳ね上がったそうです。

ラインシュタイン城 |
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ライヒェンシュタイン城
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進行方向の左手に見えてくるラインシュタイン城は10世紀に建てられ、マインツ大司教が所有しました。1825年にプロイセン王国のフリードリヒ・ヴィルヘルムが買い取り、修復されました。
その少し先に建っているライヒェンシュタイン城も同じ時代に建てられたものです。盗賊騎士の住処になったため1253年と1282年の二度に渡ってライン都市同盟軍に攻撃されました。
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