ドイツ旅行記(ライン川)


ライン川クルーズ


 続いて見えてきたゾーネック城は11世紀頃に建設された城です。この城もライヒェンシュタイン城と同じく盗賊騎士の住処となったために2度に渡って攻撃され、破壊されました。後にマインツ大司教によって修復されますが、17世紀にフランス軍の攻撃を受けて破壊されてしまいます。その後、19世紀にプロイセン王国のフリードリヒ・ヴィルヘルムが買い取り、修復されました。
 
ゾーネック城
ゾーネック城
バッハラッハとシュターレック城
バッハラッハとシュターレック城
 
 続いて見えて来たのはバッハラッハという町です。町の名前は「バッカスの祭壇」という意味です。バッカスは神話に登場するお酒の神様です。この辺り一帯はプファルツ伯の所領でした。17世紀のドイツ三十年戦争やプファルツ継承戦争で破壊され、20世紀初頭に修復されました。
 
 
 ライン川沿いの景色を楽しんでいる途中ですが、そろそろランチタイムなので一度船内に入ります。
 
ライン川
ライン川
クルーズ船でランチ
クルーズ船でランチ
 
 ランチの間も窓の外では美しい景色が流れています。ライン川の中洲に建つプファルツ城は、1325年頃に中央の塔の部分が造られ、後に周囲が増築されました。背後の丘に建つグーテンフェルス城は1200年頃に建てられました。1287年、ナッサウ家のアドルフは、この城で諸侯によってドイツ王に選出された報せを受けました。
 
プファルツ城とグーテンフェルス城
プファルツ城とグーテンフェルス城
オーバーヴェーゼルとシェーンブルク城
オーバーヴェーゼルとシェーンブルク城
 
 プファルツ城から、さらに先に進むとオーバーヴェーゼルと呼ばれる町が見えてきます。この町の背後の丘にはシェーンブルク城が建っています。シェーンブルク家が所有した城で1000年の歴史を持っています。