ドイツ旅行記(ケルン)


ケルンの大聖堂


 ケルン大聖堂の窓は鮮やかな彩りのステンドグラスで飾られています。一番古いステンドグラスは1260年頃に製作されました。題材になっているのは旧約聖書の場面です。1507年頃に製作されたステンドグラスは、向かって右側にはキリストと12使徒が描かれ、左側にはローマで殉教した聖ペテロの生涯が描かれています。
 
1260年代のステンドグラス
1260年代のステンドグラス
1507年頃のステンドグラス
1507年頃のステンドグラス
 
 
 大聖堂の南側の窓を飾っているのは、バイエルン窓と呼ばれる5枚のステンドグラスです。バイエルン王ルートヴィヒ1世(1825〜1848年)が1842年に奉納したものです。
 
 
 ここで紹介している2枚のステンドグラスのうち、1枚は先ほどの祭壇画と同じく聖母子と東方三博士の礼拝をテーマにした作品です。もう1枚は十字架から降ろされたイエスの遺体を抱いて嘆く聖母マリアをテーマにしています。下段に並んでいるのは旧約聖書に登場する預言者たちです。
 
聖母子と東方三博士の礼拝の場面
聖母子と東方三博士の礼拝の場面
キリストの降架と嘆きの場面
キリストの降架と嘆きの場面