ドイツ旅行記(フランクフルト)
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シュテーデル美術館
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「フランクフルト」という町の名前は「フランク族の渡河点」を意味しています。かつて、フランク族が西欧に進出する際に、この辺りがマイン川を渡河するポイントの1つになったと考えられています。
現在は立派な橋が架かっているので、私は橋を通ってマイン川を渡ります。マイン川を渡ってしばらく歩くと、シュテーデル美術館が見えてきました。雨がふり始めてきたので駆け足で美術館に向かいます。

シュテーデル美術館
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この美術館に展示されている作品は、フランクフルトの銀行家だったヨハン・フリードリヒ・シュテーデルのコレクションがもとになっています。

若い女の肖像(ボッティチェリ) |
「若い女の肖像(1480年)」はイタリアのフィレンツェで活躍したサンドロ・ボッティチェリ(1445〜1510年)の作品です。
モデルになっているのは、フィレンツェの権力者ロレンツォ・デ・メディチの弟ジュリアーノの恋人、シモネッタ・ヴェスプッチと言われています。
バルトロメオ・ヴェネトが描いた「ある婦人の肖像」は、シュテーデル美術館を代表する作品です。

ある婦人の肖像(バルトロメオ) |
モデルは、チェーザレ・ボルジア(1475〜1507年)の妹、ルクレティア・ボルジアではないかという説があります。
バルトロメオ・ヴェネトは16世紀初頭に北イタリアで活動した画家ですが、ほとんど資料が残っておらず、その生涯は謎に包まれています。生没年も分かっていません。

婦人の肖像(ポントルモ) |
続く「婦人の肖像(1532〜1533年)」はヤコボ・ポントルモ(本名ヤコボ・カルッチ、1494〜1557年)の作品です。
ポントルモは、引き伸ばされた人体や捻じれた姿勢が特徴的な、マニエリスムと呼ばれる様式を代表する画家です。
「ヴィーナス(1532年)」は、ルネサンス期のドイツを代表する画家、ルーカス・クラナハ(1472〜1553年)の作品です。

ヴィーナス(クラナハ) |
クラナハは、ザクセン選帝侯フリードリヒ3世に仕え、宗教改革を引き起こしたマルティン・ルター(1483〜1546年)の友人でもありました。
この画像では分かりにくいですが、右下には「羽を持ち、ルビーの指輪をくわえた王冠を被ったヘビ」というクラナハの紋章が描かれています。
この紋章は、クラナハがザクセン選帝侯から授かったもので1509年以降の作品に描かれるようになりました。
「ある貴婦人の肖像(1881〜1882年)」は、ペドロ・ド・カンパーニャ(1503〜1586年)の作品です。

ある貴婦人の肖像(カンパーニャ) |
彼は、フランドルのブリュッセルで生まれ、イタリアに渡りました。肖像画のモデルはイタリア風の衣装を着ていますが、窓の外に描かれているのはフランドルの景色です。
彼の本名はピーテル・デ・ケンペネールと言いましたが、後にスペインに活動拠点を移し、スペイン風にペドロ・ド・カンパーニャと呼ばれました。
晩年は再びブリュッセルに戻り、1586年に亡くなりました。
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