ドイツ旅行記(フランクフルト)
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シュテーデル美術館
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聖十字架の発見(エルスハイマー) |
「聖十字架の発見(1605〜1610年)」は、フランクフルト出身の画家、アダム・エルスハイマー(1578〜1610年)の作品です。
作品の題材になっているのは、320年頃に古代ローマ帝国のコンスタンティヌス帝の母后ヘレナ(246〜330年)がエルサレムを訪れたときに、キリストが磔にされた十字架を発見したという伝説です。
「地理学者(1669年)」は、17世紀にオランダで活躍した画家、ヨハネス・フェルメール(1632〜1675年)の作品です。

地理学者「フェルメール」 |
右手のコンパスや机の上に広げられた地図、背後にある天球儀が、彼が地理学者であることを表しています。
この作品は、フランス、パリのルーヴル美術館 に飾られている同じサイズの作品、「天文学者」の対になる作品と言われています。
続いては、ドイツの新古典主義を代表する画家、ヨハン・ハインリヒ・ヴィルヘルム・ティシュバイン(1751〜1829年)が描いた「ローマ郊外のゲーテ(1787年)」です。

ローマ郊外のゲーテ(ティッシュバイン) |
ドイツを代表する文豪ゲーテ(1749〜1832年)は、1786〜1888にかけてイタリアを旅しました。
この作品は、ローマに滞在している時期のゲーテを友人のティシュバインが描いたものです。
シュテーデル美術館にはフランス印象派の作品も展示されています。

オーケストラ席の楽士たち(ドガ) |
「オーケストラ席の楽士たち(1870〜1871年)」は、エドガー・ドガ(1834〜1917年)の作品です。
この作品は、もともとはオーケストラの楽団たちを描いたものでした。一度完成した後に、ドガは作品の左右と下部分を切り落とし、画面上部に新たにバレリーナたちを描きました。

クリケット試合(マネ) |
「クリケット試合(1873年)」は、エドゥアール・マネ(1832〜1883年)の作品です。
この作品は、画家スティーブン宅の庭でクリケットを楽しむ何気ない一場面を描いています。

読書をする少女(ルノワール) |
オーギュスト・ルノワール(1841〜1919年)が描いた「読書をする少女(1886年)」も日常の何気ない一場面を題材にした作品です。
ルノワールは同じ題材の作品をいくつも描いて、40代の頃に描かれたこの作品もその1つです。
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