イタリア旅行記（ヴェネチア）
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ゴンドラ遊覧 |
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フリータイムの後は全員集合してゴンドラ乗り場に向かいます。ゴンドラ乗り場に着いたら順番にゴンドラに乗り込み、運河からの眺めを楽しみます。
車が入れないヴェネチアではヴァポレットやゴンドラが行き交う運河が道路代わりです。運河には道路のように信号、標識、カーブミラーなどが設置されています。また、一方通行になっている所もあります。
ゴンドラは狭い運河を抜けて大運河（カナル・グランデ）に出ます。後ろを振り返るとリアルト橋が見えます。
さて、ヴェネチア生まれの有名人と言えば、これまでに登場したカサノヴァやマルコ・ポーロがいますが、「四季」で有名な音楽家ヴィヴァルディ（1678〜1741年）もこの町で生まれています。 ヴィヴァルディが活躍した18世紀、ヴェネチアの栄光は過去のものになっていました。13世紀以降、イタリア半島や海外に多くの領土を獲得してきたヴェネチアですが、1453年にコンスタンティノープルを征服したオスマントルコによって東方の拠点を次々と失っていきます。 さらに、15世紀末〜16世紀にかけて大航海時代が到来します。スペインはアメリカ大陸に到達し、ポルトガルはアフリカ大陸を迂回してインドに向かう新航路を発見します。地中海の交易ルートは大打撃を受け、ヴェネチアは徐々に衰退していきます。 そして、1797年にナポレオン率いるフランス軍が侵攻してくると、ヴェネチア共和国はその軍門に降り、1000年の歴史に終止符が打たれました。
ランチを終えたら、ヴァポレットに乗ってバスの待つローマ広場に向かいます。 ところで、観光地として有名なヴェネチアですが、近年は水位があがって家が浸水したり、地下水のくみ上げによる地盤沈下などに頭を悩ませているそうです。また、ヴェネチア本島は家賃や物価がとても高いため、若い人たちは対岸のイタリア本土側で暮らすようになっているそうです。 |
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