ローマ帝国


共和政ローマ(BC509〜BC27)


ルキウス・ユニウス・ブルータス(ローマのカピトリーノ美術館)
ルキウス・ブルータス
 紀元前509年、国王の圧政に対してルキウス・ユニウス・ブルータスの呼びかけに応じたローマ市民が蜂起します。そして、国王と一族は追放され、ローマは共和国となりました。
 
 共和政ローマは、紀元前390年のガリア人によるローマ略奪などの危機を乗り越えて、紀元前272年にはイタリア半島を統一します。
 
 紀元前264年、ローマはシチリア島を巡ってカルタゴと争います。第一次ポエニ戦争です。この戦争は紀元前241年にローマの勝利で終わり、ローマはシチリア島も領土に加えました。
 
ハンニバル率いるカルタゴ軍(ローマのカピトリーノ美術館)
ハンニバル率いるカルタゴ軍
 敗北したカルタゴはイベリア半島(現在のスペイン)に渡り、国力の増強に努めます。そして、紀元前219年にハンニバル率いるカルタゴ軍がアルプスを越えてローマに侵攻し、有名な第二次ポエニ戦争がはじまります。
 
 軍事の天才、ハンニバルが率いるカルタゴ軍にローマ軍は連戦連敗を続け、存亡の危機に立たされます。
 
 しかし、大スキピオの登場によって状況は逆転し、紀元前201年にローマは第二次ポエニ戦争を勝利で飾りました。
 
 その後、ローマは第三次ポエニ戦争(紀元前149〜前146年)にも勝利してカルタゴを滅亡させました。
 

BC323年 マケドニアのアレクサンダー大王が死去し、彼の帝国は分裂
BC272年 共和政ローマがイタリア半島を統一
BC264年 第一次ポエニ戦争(〜BC241年)
BC219年 第二次ポエニ戦争(〜BC201年)
BC216年 カンナエの戦いでローマ軍がカルタゴ軍に敗北
BC209年 ローマの大スキピオがイベリア半島に侵攻してカルタゴ・ノヴァを攻略
BC202年 ザマの戦いで大スキピオが率いるローマ軍がハンニバル率いるカルタゴ軍に勝利
BC149年 第三次ポエニ戦争(〜BC146年)
BC73年 剣闘士スパルタクスの反乱(〜BC71年)