ポーランド旅行記


ジェラゾヴァ・ヴォラ散策


「ショパン/華麗なる大円舞曲」
 
 今朝は6時30分に起床です。7時からホテルのレストランで朝食をとって、少しだけホテル周辺を散策します。
 
 ホテルを出て少し歩き、昨日も訪れた文化科学宮殿のある公園内を散策します。
 
デフィラト広場
デフィラト公園
文化科学宮殿 →
文化科学宮殿
 
 ホテルに戻ったら、荷物をまとめてホテルをチェックアウトします。スーツケースをバスに乗せたら8時30分に出発します。これから向かうのは、ショパンの生家があるジェラゾヴァ・ヴォラという町です。
 
 ジェラゾヴァ・ヴォラはワルシャワの西に55キロほど行ったところにある小さな村です。車窓からはのどかな景色が広がっています。
 
 ジェラゾヴァ・ヴォラには10時少し前に到着しました。駐車場でバスをおりて、通りを渡った所にインフォメーションがあります。この中にはショップもあるので、ショパンゆかりのお土産を買います。
 
車窓からの眺め
車窓からの眺め
ジェラゾヴァ・ヴォラに到着
ジェラゾヴァ・ヴォラに到着
 
 インフォメーションから真っ直ぐのびる道を進んでいくと、ショパンの生家があります。もともとここにはスカルベク伯爵家の屋敷がありました。現在はショパンに関連した博物館となっています。
 
ショパンの生家へ
ショパンの生家へ
ショパンの生家
ショパンの生家
 
 1810年にフレデリック・フランソワ・ショパン(1810〜1849年)は、フランス人の父とポーランド人の母の間に生まれました。父ニコラス・ショパンはフランス人でしたが、スカルベク伯爵家に家庭教師として招かれました。母ユスチナ・クジジャノフスカはスカルベク伯爵夫人の遠縁にあたり、伯爵家の侍女として働いていました。
 
 ショパンは終生ポーランドに愛着を持ちましたが、彼が生まれた当時のポーランドはロシア、オーストリア、プロイセンの3度に渡る分割によって1795年に国家が消滅していました。
 
 
 ショパンが生まれて間もなく、父ニコラスがワルシャワで教師の職を得て一家がに引っ越したため、ショパンがここで暮らしたのは生後の数ヶ月だけでした。ここに展示されているものは、博物館に改装されたときに収集されたものです。
 
ショパンが生まれた部屋
ショパン一家の肖像画と展示品
ショパンの家族の肖像画と展示品
← ショパンが生まれた部屋
 
 建物の部屋割りも当時からは変わっています。現在は細長い1つの部屋になっていますが、当時は仕切られていたこの一室でショパンが生まれました。別の部屋には出生証明書や洗礼証明書が展示されています。
 
 奥の部屋に進むと、ショパンと、彼の両親や姉妹たちの肖像画が飾られています。ショパンは唯一の男子で、他に姉ルドヴィカと二人の妹イザベラ、エミリアがいました。
 
 部屋にはピアノも置かれていますが、ショパンが使っていたものではないそうです。肖像画の下にある棚にはポロネーズの楽譜が展示されています。ショパンは神童と呼ばれ、7歳でポロネーズを作曲しました。
 
ピアノ
ピアノ
ポロネーズの楽譜
ポロネーズの楽譜
 
 以下にショパンの生涯を年表にまとめてみました。
 
ショパンの年表(1810〜1849)
ショパン 1810年 3月、ジェラゾヴァ・ヴォラで誕生
10月、父ニコラスがワルシャワで教師の職を得て、一家でワルシャワに引っ越し
1817年 7歳でポロネーズを作曲
1818年 ワルシャワで初公演
1826年 ワルシャワ音楽院に入学
1829年 ワルシャワ音楽院を卒業
1830年 10月、ウィーンに活動の場を移す
11月、ワルシャワでロシア支配に対する11月蜂起が勃発(翌1831年10月に鎮圧)
1829〜1832年頃に「エチュード3番(別れの曲)」を作曲
1831年 9月、ウィーンからパリに活動の場を移す
ワルシャワ11月蜂起が鎮圧されたことを知って、「エチュード12番(革命)」を作曲
1835年 ドイツのドレスデンからパリに戻る途中で吐血
1836年 ポーランド貴族の娘マリア・ヴォジンスキーと婚約
1837年 マリアとの婚約を解消
1838年 女流作家ジョルジュ・サンドとの交際が始まる
1846年 1846〜1847年にかけて「子犬のワルツ」を作曲
1847年 7月、ジョルジュ・サンドと破局
1849年 10月17日、肺結核によりパリで死去(享年39歳)。遺言に従って心臓はワルシャワの聖十字架教会に安置される
 
 ショパンの生家を見学した後は、庭園を散策します。散策中にショパンの銅像を見かけました。ポーランドの彫刻家ユゼフ・ゴスワフスキの作品です。
 
ショパンの生家周辺の庭園
ショパンの生家周辺の庭園
ショパン像 →
ショパン像
 
 ショパンの生家を見学した後はすぐ近くにあるレストランでランチタイムです。
 
レストラン
レストラン
魚料理
メインの魚料理
 
 前菜はジャガイモや人参が入った野菜スープです。続いて、サーモンにポテトが添えられたメイン料理が運ばれてきました。
 
 50分のランチタイムを終えたらバスに乗ってジェラゾヴァ・ヴォラを出発します。