ポーランド旅行記
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ヴロツワフ散策
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9時40分にポズナンを出発したバスは、ヴロツワフという町に向かいます。ヴロツワフは、ポズナンから南に170キロほど離れた場所にあります。途中、30分のトイレ休憩を挟んで13時20分過ぎにバスがオドラ川を渡ります。ヴロツワフは、このオドラ川沿いに建設された町です。

オドラ川
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ヴロツワフ大学 |
車窓からは、オドラ川沿いに立つヴロツワフ大学が見えます。このヴロツワフの町は、10世紀頃には存在していたという記録が残されていて、1335年にボヘミア王国(チェコ)の領土となりました。ボヘミア王国は、1526年から神聖ローマ帝国を統治するハプスブルク家の支配下に入ったことから、ドイツ語でブレスラウとも呼ばれました。
ヴロツワフ大学は、1702年にハプスブルク家出身の神聖ローマ皇帝レオポルト1世(在位1658〜1705年)によってドイツ語圏の大学として設立されました。その後、レオポルト1世の姪にあたるマリア・テレジア女帝の治世の1741年にプロイセン王国(ドイツ)に割譲されて、長くドイツの支配下にありましたが、第二次世界大戦後の1945年にポーランド領となりました。

ヴロツワフの旧市街広場
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駐車場でバスをおりて、徒歩で旧市街を散策します。町の中心に位置する旧市街広場を通り抜けて、まずはレストランでランチタイムです。

リネック通りを歩く
ポーランド料理のレストラン →
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本日のランチの前菜はチキンスープです。その後にメイン料理が運ばれてきます。白身魚にトマトソースが掛けられていて、キャベツが添えられています。

チキンスープ
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白身魚のトマトソース掛け
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50分のランチタイムを終えたら、ヴロツワフの散策に出発です。
先程通り抜けた旧市街広場の近くに聖エルジュビェタ教会(聖エリザベス教会)が建っています。14世紀に建てられたゴシック様式の教会です。塔の高さは建設当時は130メートルほどあったそうですが、火災で焼失しました。その後、再建されたときに91メートルの高さとなり、現在に至っています。

聖エルジュビェタ教会の入口
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聖エルジュビェタ教会 |
この教会は、16世紀にプロテスタントの教会となり、現在はカトリックの教会になっています。残念ながら今回のツアーでは内部の見学は含まれていません。
教会の敷地を出て旧市街広場の方向に向かうときに、土産物屋の足元で小さな銅像を見かけました。土産物屋の看板と同じポーズをとっています。

土産物屋
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ハートを持った小人の像 |
第二次世界大戦後のポーランドは共産主義国家で、政治に対する風刺で小人の銅像が使われました。2000年以降に芸術大学の学生たちが小人の銅像を設置したのをきっかけとして、次々と銅像が造られるようになりました。現在は250体以上の像が町中に設置されているそうです。

休憩中の小人
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小人の消防士
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