ポーランドの歴史
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ポーランド分割（1573〜1795） |
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| ヤギェウォ朝が断絶した16世紀後半から、ポーランドは東方へ進出し、ロシアやスウェーデンと戦争を繰り広げるようになります。1600〜1629年にはポーランド・スウェーデン戦争が起こり、バルト三国を巡って争いました。 1610年にはポーランド軍がロシアとスウェーデンの連合軍をクルシノで破り、一時的にモスクワを占領します。1611年には、当時の国王ジグムント3世の命で、首都がクラクフからワルシャワに遷されました。
1674年にポーランド王に即位したヤン3世ソビエスキは、1683年にトルコ軍がオーストリアの首都ウィーンを包囲すると、援軍を率いて駆けつけてトルコ軍を破り、ウィーンを解放しました。 1700年に北欧諸国を巻き込んだ大北方戦争（1700〜1721年）が始まると、ポーランドも介入してロシアやデンマークと対スウェーデン同盟を締結します。しかし、ポーランド軍はスウェーデン軍に敗北し、ワルシャワやクラクフを占領されてしまいます。最終的にロシアがスウェーデンを破って大国へと成長し、長い戦乱で疲弊したポーランドはロシアの干渉を受けるようになりました。
彼を王位につけることで、ロシアはポーランドへの影響力を強めようと画策しましたが、スタニスワフ・アウグストは再びポーランドを強国にしようと様々な改革に取り組みます。 この動きを警戒したロシアはポーランドに軍事介入し、そのロシアの勢力拡大を警戒したプロイセン王フリードリヒ2世はロシアとオーストリアにポーランド領を分割支配することを提案します。 当時のポーランドは、73万平方キロメートルの国土と1400万の人口を抱えていましたが、列強に目を付けられてしまったポーランドは為す術がなく、1772年の第一次分割によって、21万平方キロメートルの国土と450万の人口を失いました。
ポーランドの地図を分け合っている4人は左からエカテリーナ2世（ロシア）、スタニスワフ・アウグスト（ポーランド）、ヨーゼフ2世（オーストリア）、フリードリヒ2世（プロイセン）です。 第一次分割の後、ポーランドは1791年に「5月3日憲法」を制定するなど改革を続行したため、1793年にロシアとプロイセンが第二次分割を行います。この結果、ポーランドは31万平方キロメートルの国土と400万の人口を失いました。
1794年、ポーランド分割に反対する人々がコシチュシュコのもとに集結して蜂起しましたが、ロシア軍に敗北してしまいます。翌1795年、ロシア、プロイセン、オーストリアは第三次分割を行い、ポーランドは消滅しました。
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ジグムント3世、首都をクラクフからワルシャワに遷都
ミーニンとパジャルスキーが率いる義勇軍がモスクワを解放
ヤン3世ソビエスキが率いるポーランド軍がトルコ軍を破ってウィーンを解放
ロシア、ポーランド、デンマークの同盟国とスウェーデンの間で大北方戦争が勃発（〜1721年）
コシチュシュコの蜂起