ロシア旅行記(モスクワ)


武器庫


クレムリンの武器庫内部
 武器庫はロシア最古の博物館です。
 
 1772年に武器庫の原型となる博物館が建設され、1806年には皇帝アレクサンドル1世によって博物館は一般に公開されるようになりました。
 1851年、トンという建築家によって現在の場所に新たに武器庫が建設されました。
 
 武器庫と呼ばれていますが、内部には金銀の食器や装飾品、イコンをはじめとする宗教に関する品々が陳列されています。
 
武器庫に展示されている福音書
福音書
 右の写真は、豪華に装飾された福音書です。
 
 1571年頃に製作されたもので、イワン4世(雷帝)がブラガヴェシェンスカヤ寺院に寄贈したものです。
 
 下左の「オリュンポスの食器セット」は、19世紀はじめにフランスでつくられたセーブル磁器です。
 下右の写真は、ドイツのハンブルク、ニュールンベルク、アウグスブルクなどの職人によってつくられた工芸品です。
 
オリュンポスの食器セット
オリュンポスの食器セット
ドイツ職人が手掛けた工芸品
ドイツ職人が手掛けた工芸品
 
 
 続いては、中世の騎士たちが使用していた甲冑のコレクションです。下の写真の甲冑は、おもにパレードなどで使用されたものだそうです。
 
中世の騎士たちの甲冑 中世の騎士たちの甲冑
中世の騎士たちの甲冑