クロアチア旅行記(トロギール)
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トロギールへ
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1時間のシベニク観光の後は、バスに乗ってトロギールに向かいます。バスはアドリア海に沿ってさらに南に向かいます。

車窓から見たアドリア海
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車窓から見たアドリア海
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シベニクを出発して南に30キロほど進んだところで、プリモシュテンという町の近くにやってきました。対岸で一時的にバスを止めてもらいます。

プリモシュテンの対岸
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プリモシュテンの対岸
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バスをおりてプリモシュテンの全景を眺めます。プリモシュテンは15〜16世紀にかけてオスマン・トルコ帝国の脅威から逃れた人々が岩礁の上に築いた町です。ローマ帝国末期の5世紀にフン族から逃れた人々が湿地帯の上にヴェネチアを築いた歴史に似ています。

プリモシュテン
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プリモシュテンの由来は、クロアチア語で「橋をかける」を意味する「プリモシュティティ」に因んでいると言われています。当時は町全体が城壁で囲まれ、陸地とは跳ね橋で繋がっていました。19世紀になって城壁は撤去され、本土と橋で繋がれました。
シベニクを出発してから50分でトロギールという町に到着しました。運河に囲まれたトロギールの旧市街は東西500メートル、南北300メートルの大きさです。

トロギールに到着
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トロギールの運河
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トロギールの歴史は古く、紀元前3〜前2世紀にかけてギリシャ人によって建設されました。当時は「トラグリオン」と呼ばれました。7世紀に周辺の地域がスラブ人に襲撃された際、逃れてきた人々を受け入れてトロギールは大きく発展しました。
バスをおりて現地ガイドさんが合流したら、徒歩で旧市街に向かいます。運河にかけられた橋を渡ると旧市街の入口になっている北門が見えてきます。

トロギールの北門
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聖イヴァン像
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北門の上には、町の守護聖人になっている聖イヴァン・ウルスィニ像が立っています。聖イヴァン像の下にはUNESCOの文字が見えます。トロギールの旧市街は1997年に世界遺産に登録されています。
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