クロアチア旅行記(スプリット)


海辺でランチ


 約3時間のスプリット観光を終え、バスで次の観光地ドゥブロヴニクに向かいます。また暫くアドリア海の眺めが続きます。
 
車窓からの眺め
車窓からの眺め
車窓からの眺め
車窓からの眺め
 
 スプリットを出発してから約1時間ほど経過して、ただいまの時間は12時30分です。バスはアドリア海沿いのレストランに立ち寄ります。今日のランチはアドリア海の見える展望レストランでとります。
 
海辺のレストラン
海辺のレストラン
前菜のスープ
前菜のスープ
サラダ
サラダ
メインのイカのグリル
メインのイカのグリル
 
 前菜のスープと、それに続くサラダを食べ終えると、本日のメイン料理イカのグリルが運ばれてきました。アドリア海を見渡しながらのランチは格別です。
 
 
 約1時間のランチを終えたらバスに乗って出発します。さらに1時間30分ほど走ったところでバチナ湖が見えてきました。ドライバーさんが気を利かせてバチナ湖を見渡せる位置でバスを止めてくれました。
 
バチナ湖
バチナ湖
 
 バチナ湖を後にして、バスは再びドゥブロヴニクに向かって走ります。
 
車窓からの眺め
車窓からの眺め
車窓からの眺め
車窓からの眺め
 
 バチナ湖から30分ほどでネウムという町に到着です。ここで買い物とトイレ休憩を兼ねて45分ほど休憩します。
 
 このネウムの先に目的地のドゥブロヴニクがあります。実はこのネウムはクロアチア領ではなくボスニア・ヘルツェゴヴィナ領です。9キロほどの海岸線が続くこの一帯が、ボスニア・ヘルツェゴヴィナで唯一、海に面している地域です。
 
 クロアチアの地図をよく見ると分かるのですが、ドゥブロヴニクはネウムによって飛び地になっています。道路には国境検問所が置かれています。私たちはここでクロアチアを出国してボスニア・ヘルツェゴヴィナに入国します。
 
ネウムの町並み
ネウムの町並み
ネウムの町並み
ネウムの町並み
 
 17世紀頃のクロアチアと隣国ボスニア・ヘルツェゴビナはオスマン・トルコ帝国の支配地でした。スロベニアやハンガリーを支配していたオーストリアのハプスブルク家とアドリア海沿岸の町(シベニク、トロギール、スプリットなど)を支配していたヴェネチア共和国は長い間トルコと戦争状態にありましたが、1699年のカルロヴィッツ条約でトルコからクロアチアの大部分を勝ち取ります。
 
 当時、ドゥブロヴニクの町はラグーサ共和国という独立国家でした。ラグーサ共和国はヴェネチアが支配する地域と接するのを嫌い、二国間の緩衝地帯とするためにネウムをあえてトルコ領のままにしたと言われています。