クロアチア旅行記(ザグレブ)


新市街の散策


 ホテルをチェックアウトする時間が近づいてきたので、そろそろホテルに戻ります。
 
 ホテルまではサヴスカ通りを歩きますがが、ここにも多くの美術館が並んでいます。最初に見えてきたのはクロアチア国立劇場です。オーストリアの建築家フェルディナント・フェルネルとヘルマン・ヘルメルによって造られたネオルネサンス様式とロココ様式が入り混じった建物です。1895年のオープニング記念式典ではオーストリア帝国のフランツ・ヨーゼフ帝が招かれました。
 
クロアチア国立劇場
クロアチア国立劇場
竜を退治する聖ユライ →
竜を退治する聖ユライ
 
 国立劇場の前には聖ユライの銅像が立っています。この像を制作したのは、オーストリアの建築家アントン・フェルンコルンです。彼は、ウィーンの王宮前に立っているカール大公の騎馬像も手掛けています。
 
 国立劇場の向かい側には美術工芸博物館があります。1880年に建設された建物で、内部には家具、織物、時計、楽器などの工芸品が展示されています。
 
美術工芸博物館
美術工芸博物館
ミマラ博物館
ミマラ博物館
 
 美術工芸博物館から少し南に進んだところにはミマラ博物館があります。1973年に建設されたネオクラシック様式の建物です。企業家のアンテ・トピッチ・ミマラがザグレブ市に寄贈した、ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ベラスケス、ルーベンス、レンブラント、ゴッホなどの巨匠の作品が展示されています。
 
 
 10時50分にホテルをチェックアウトしたらバスに乗ってザグレブ国際空港に向かいます。空港に到着したら搭乗手続きや出国審査を済ませて13時30分のフライトでミュンヘンに向けて飛び立ちます。
 
ザグレブ国際空港
ザグレブ国際空港
上空から見えるサヴァ川
上空から見るサヴァ川
 
 離陸して間もなく、上空からザグレブ市街が見えました。
 
上空から見るザグレブ旧市街
上空から見るザグレブ旧市街
 右の写真は少し画質が荒いですが、私たちが観光した旧市街です。右端に見えているのが聖母マリア大聖堂で、左端に見えているのが聖マルコ教会です。
 
 ザグレブ国際空港から飛び立った飛行機は、スロベニアからオーストリアの上空を通過します。離陸から30分ほど経過した頃にイン川が見えてきました。イン川はスイスのアルプス山脈からオーストリア、ドイツを経由してドナウ川に合流しています。3年前の2011年にオーストリア西部のインスブルックを訪れましたが、この町は「イン川に架かる橋」という意味の美しい町です。
 
上空から見るイン川
上空から見るイン川
ミュンヘン国際空港
ミュンヘン国際空港
 
 ザグレブ国際空港を飛び立ってから1時間でミュンヘン国際空港に到着しました。羽田空港へ向かう乗継便は1時間後の15時30分に離陸します。
 
 12時間のフライトを終えて羽田空港に到着したところで、時計の針を7時間進めてただいまの時間は午前10時30分です。日本に無事到着して8日間に渡ったスロベニア・クロアチア旅行は終了です。