スペイン旅行記(バルセロナ)
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グエル公園
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バルセロナで迎えるスペイン最初の朝です。7時から朝食をとり、荷物をまとめたら8時30分にホテルを出発します。
バスに乗ってバルセロナのシンボル、サクラダ・ファミリアの外観を少し眺めてから、まずはグエル公園に向かいます。グエル公園を手がけたのは、バルセロナを代表する建築家アントニオ・ガウディ(1852〜1926年)です。
貧しい銅版器具職人の家に生まれたガウディは、建設現場などでアルバイトをして学費を稼ぎながらバルセロナの建築学校に通いました。彼は1878年に開催されたパリ万博に小さなショーケースを出品します。その作品に興味を持ったのがエウセビ・グエル(1846〜1918年)という実業家でした。以後、彼はガウディのスポンサーになります。
グエル公園 |
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公園内に続く道 |
1900年、イギリス風の庭園をもった分譲住宅の建設を計画していたグエルは広大な土地を購入してガウディに設計を依頼します。
旧ガウディ邸(博物館) |
当初は60区画が予定されていましたが、実際に売れたのはグエルとガウディの家を除いて1区画だけでした。
ガウディは、後にサクラダ・ファミリアの建設現場に移り住むまで、ここで暮らしました。
現在、この建物は博物館になっていて、中にはガウディがデザインした家具などが展示されているそうです。
旧ガウディ邸の前を通って先に進むと、広場が見えてきます。この広場はガウディが、人々がスポーツやイベントなどを楽しめるようにと用意した場所です。片側はテラスになっていて、破砕タイルで飾られたベンチが用意されています。
広場のベンチ |
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ベンチの破砕タイル |
ガウディはここをギリシャ劇場と名づけていました。ここからの景色は最高で、バルセロナ市内を一望することができます。
広場のテラスからの眺め |
テラスから下を見ると門が見えます。私たちはバスだったので裏から入場しましたが、こちらが本来の入口です。
門の両脇には管理人や守衛のための建物があります。画家のサルバドール・ダリ(1904〜1989年)は、「カラフルなお菓子のような家」と評したそうです。
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