スペイン旅行記(ラ・マンチャ地方)
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ラ・マンチャ地方の風車
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今日は8時にホテルを出発です。まずはラ・マンチャ地方に向かいます。
車窓からバレンシアの町並みを眺めます。このバレンシアですが、3月に来ればスペイン三大祭りの1つに数えられるサン・ホセの火祭りを見ることができます。
車窓からの景色は、やがてバレンシアの町並みから平野に変わります。
「ラ・マンチャ」はアラビア語の「乾いた大地」に由来しています。
途中、トイレ休憩などをとりながら12時頃にようやく風車のある町が見えてきました。カンポ・デ・クリプターナです。

カンポ・デ・クリプターナ |
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ラ・マンチャの大地に咲く花々 |
ここは、ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ(1547〜1616年)の傑作「ドン・キホーテ」の舞台です。
さっそくバスを降りて風車に近づきます。現在は観光用になっていますが、もともとここに風車がつくられたのは16世紀の国王カルロス1世の時代です。
カルロス1世は、フランドル地方にあるブルゴーニュ公国で生まれました。後にスペイン王となったカルロス1世は、故郷フランドルで目にした風車をこのスペインにも持ち込みました。

ラ・マンチャ名物の風車 |
ドン・キホーテの数々の冒険の中でもっとも有名なのが、この風車にまつわる物語です。ラ・マンチャに建つ風車を巨人が変身したものと思い込んだドン・キホーテは、愛馬ロシナンテにまたがって突撃し、吹っ飛ばされてしまいました。 |
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