スペイン旅行記(グラナダ)
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グラナダの町並み
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食事が終わったら、バスで一路グラナダに向かいます。ラ・マンチャからは約300キロメートルの距離です。途中、険しいシエラ・モレナ山脈を越えます。
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バスの車窓から見たシエラ・モレナ山脈 |
グラナダ、、、アラビア語で「ざくろ」を意味するこの町は、711年にアフリカ大陸から渡ってきたイスラム教徒に占領されてしまいます。グラナダはイスラム教徒の元で繁栄しますが、やがて、イベリア半島の大部分を征服したイスラム教徒に対してキリスト教徒はレコンキスタ(国土回復運動)と呼ばれる反撃を開始します。
キリスト教徒とイスラム教徒の戦いは800年に渡って繰り広げられました。勢いにのるキリスト教徒の前にイスラム教徒は徐々に領土を失っていきますが、イベリア半島における彼らの最後の拠点がグラナダ王国でした。
1492年、イサベル女王とフェルナンド王が率いるキリスト教徒の軍勢はアルハンブラ宮殿を降伏開城させ、レコンキスタが完了します。この功績によって二人はローマ教皇からカトリック両王の称号を与えられました。
ラ・マンチャを出発して約3時間30分、18時頃にグラナダのホテルに到着です。夕食までしばらく時間があるので市内の散策に出かけます。
まずやってきたのはイサベル・ラ・カトリカ広場です。ここにはイサベル女王とコロンブスの像があります。

イサベル女王とコロンブス |
レコンキスタが完了したのと同じ1492年、クリストファー・コロンブス(1451〜1506年) が大西洋横断に成功して新大陸(アメリカ大陸)に到達します。
このコロンブスの航海を財政面で支援したのが、イサベル女王でした。
アメリカ大陸発見の報せはスペイン中を熱狂させました。これをきっかけにスペインは海外に乗り出し、やがて広大な植民地を支配します。
イサベル・ラ・カトリカ広場の先にはヌエバ広場があります。そして、この広場に面してサンタ・アナ教会が建っています。この教会からさらに先に進むと、左手にはこのグラナダでもっとも歴史のあるアルバイシン地区があります。そして、右手には有名なアルハンブラ宮殿が見えてきます。

ヌエバ広場
サンタ・アナ教会 → |
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そして、大聖堂(カテドラル)です。イスラム教徒に対するレコンキスタの完了を記念する建築物です。1523年に建設がはじまり、完成したのはずっと後の1704年です。
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←↑ 大聖堂(カテドラル) |
夕食までもう少し時間があるので、大聖堂に入場してみましょう。
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