スペイン王国


イサベル女王(1451〜1504)と

フェルディナント王(1452〜1516)


フェルナンド王とイサベル女王(スペイン、グラナダの大聖堂)
フェルナンド王とイサベル女王
 1469年、カスティーリャ王国のイサベル王女と、アラゴン王国のフェルナンド王子がバリャドリードで結婚式をあげます。
 
 この結婚を契機として、やがて2つの王国は一つになりスペイン王国が誕生します。
 
 1492年、カスティーリャ王国とアラゴン王国の連合軍はイスラム勢力の最後の拠点であるグラナダ王国を降伏させます。
 
グラナダの開城(スペイン、グラナダの大聖堂)
グラナダの開城
 グラナダの陥落で770年に渡ったレコンキスタは完了し、この功績によってフェルナンド王とイサベル女王の二人はローマ教皇から「カトリック両王」の称号を授かりました。
 
 イベリア半島からイスラム勢力を追放したカトリック両王は、イベリア半島の外に目を向けます。グラナダを陥落させた同じ1492年にイサベル女王の支援を得たコロンブスが新大陸(アメリカ大陸)に到達します。以後、スペインは海外に乗り出し、メキシコ、キューバ、フィリピンなど多くの海外植民地を獲得していきます。

 
1442年 アラゴン王国、イタリア半島南部のナポリ王国を領有
1453年 イスタンブールに建つビザンティン帝国の象徴アヤ・ソフィアメフメット2世の率いるオスマン軍がコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)を攻略し、ビザンティン帝国滅亡
(写真はイスタンブールに建つビザンティン帝国の象徴アヤ・ソフィア
1469年 カスティーリャ王国のイサベル王女とアラゴン王国のフェルナンド王子が結婚
1474年 イサベル王女がカスティーリャ王国を継承(イサベル1世)
1477年 ハプスブルク家のマクシミリアン1世とブルゴーニュ公国のマリア公女が結婚
1479年  フェルナンド王子がアラゴン王国を継承(フェルナンド2世)、カスティーリャ王国とアラゴン王国が事実上1つになりスペイン王国誕生
イサベル1世とフェルナンド2世の間に次女のファナが誕生
1492年  カスティーリャ王国とアラゴン王国の連合軍がグラナダを征服してレコンキスタ完了
セビーリャの大聖堂にあるコロンブスの棺コロンブスが新大陸(アメリカ大陸)に到達
(写真はセビーリャの大聖堂にあるコロンブスの棺)
1494年  スペインとポルトガルがトリデシーリャス条約を締結して海外植民地の境界線を決定
1496年 イサベル1世とフェルナンド2世、ローマ教皇から「カトリック両王」の称号を授かる
ハプスブルク家のフィリップ美公(フェリペ1世) スペインのフアナ王女
カトリック両王の次女フアナがハプスブルク家のフィリップ美公と結婚
(写真はフィリップ美公とファナ王女の肖像画)
1500年 フィリップ美公とフアナの間に長男カルロス1世が誕生
1504年 イサベル女王が眠るグラナダの大聖堂イサベル女王、死去
(写真はイサベル女王が眠るグラナダの大聖堂
1506年 フィリップ美公、ブルゴスで死去
1509年 フアナ、トルデシーリャスに幽閉される
1516年 フェルナンド2世、死去