イギリス旅行記(ロンドン)
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大英博物館(オセアニアと東洋コレクション)
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1時間ほどナショナル・ポートレート・ギャラリーを見学した後は、再び大英博物館に戻ります。大英博物館は、通常は17時30分で閉館ですが、今日は金曜日なので20時30分まで延長しています。ただいまの時間は18時40分なので、まだ2時間近く見学できます。

巨石像(モアイ)
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今回は午前中に見学できなかった展示室を見て回ります。
中央のグレート・コートを通り抜けた先にはウェルカム・トラスト・ギャラリーと呼ばれる部屋があります。そこにはイースター島で発見された巨石像(モアイ)が立っています。
イースター島では祖先を祀るために11〜17世紀頃までモアイ像が作られていたそうです。この像もその1つで高さは2.6メートルあります。
2階にあがって東洋コレクションの展示室を見学します。

東洋コレクションのコーナー
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タラ像
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金メッキが施されたタラ像は大英博物館が所蔵する仏教彫刻の中で最高傑作とされている作品です。
8世紀に作られたもので、セイロン総督のロバート・ブラウンリッグ卿(1759〜1833年)によってスリランカ北部のトリンコマリーで発見されました。
この像は1830年に大英博物館に収蔵されましたが、当初は何の像か分かりませんでした。その後、スリランカ南部のブドゥルワーガラ遺跡の調査で見つかった7体の石像の1つが同じ姿だったことから多羅菩薩像であることが判明しました。
「唐三彩の駱駝」は、中国の唐王朝(618〜907年)の時代に作られたものです。副葬品の1つと考えられていて、白地に褐色や緑色の釉薬をかけたことから、三彩の名前がついています。

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日本の太刀と甲冑
← 唐三彩のラクダ
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大英博物館には日本関連の展示室もあり、日本製の太刀と甲冑が展示されています。この甲冑は、別々の年代に作られたパーツを組み合わせて構成されているらしく、胴まわりは16世紀、兜は17世紀、肩や下半身の部分は18〜19世紀に作られたものだそうです。 |
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