イギリス旅行記(ロンドン)
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大英博物館(エジプト・コレクション)
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今日は終日、美術鑑賞です。ホテルからバスで移動して、まずは大英博物館を見学します。
大英博物館は医師であり学者でもあったハンス・スローン卿(1660〜1753年)が国家に寄贈した約8万点のコレクションをもとに1759年にオープンしました。現在は800万点を超えるコレクションが収蔵されています。
嬉しいことに大英博物館は無料で入場できます。建物の中に入ると、中央には2000年にオープンしたグレート・コートがあり、ここにはショップやカフェがあります。

大英博物館 |
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グレート・コート |
大英博物館は自由に見学できますが、私たちはイヤホンガイドで専門ガイドの説明を聞きながら見学します。まずは、大英博物館のハイライト、エジプト・コレクションのコーナーです。

エジプト・コレクションのコーナー
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大英博物館のコレクションの中で一番人気があるのが「ロゼッタ・ストーン」です。ガラスケースで厳重に守られていて、その周りには多くの観光客が集まっています。

ロゼッタ・ストーンを囲む観光客
ロゼッタ・ストーン →
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ロゼッタ・ストーンは1799年7月にナイル川河口のロゼッタで発見されました。発見したのは当時エジプトに遠征していたナポレオン軍です。
エジプトに上陸したナポレオン軍が、彼らを追跡してきたネルソン提督率いるイギリス艦隊に備えて塹壕を掘っているときに土壁の中から出土しました。その後、1801年にフランス軍は力尽きてイギリス軍に降伏し、このときに交わされたアレクサンドリア占領協定によりロゼッタ・ストーンを含む発掘品がイギリスに譲渡されました。
ロゼッタ・ストーンにはプトレマイオス5世が統治した紀元前196年に決議された法令が3種類の文字で刻まれています。上段は古代エジプトの象形文字のヒエログリフ、中段は民衆の文字と呼ばれたデモティック、下段は紀元前332年以降にエジプトで使用されていたギリシャ文字になっています。 |
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