オーストリア旅行記(ウィーン)
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王宮庭園
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庭園の噴水 |
新王宮の裏には、木々の生い茂る王宮庭園があります。
かつて一般市民が入ることができなかった王宮庭園も、ハプスブルク王朝終焉後は一般市民に公開され、人々の憩いの場となっています。
庭園にはモーツァルトの像が立っています。ここは、記念写真のポイントになっているらしく、観光客が入れ替わり記念写真を撮っています。
モーツァルトは、ザルツブルク出身の音楽家です。神童と呼ばれ、わずか6歳の時にマリア・テレジア女帝の前で演奏会を行っています。女帝の脇には幼いマリー・アントワネットもいました。

モーツァルト像 ↑→ |
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オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフの像も立っています。フランツ・ヨーゼフは18歳で皇帝に即位し、68年に渡って国を治めましたが、その間次々と不幸に襲われました。

フランツ・ヨーゼフ皇帝の像 |
メキシコ皇帝だった弟マクシミリアンは革命軍に殺され、唯一の息子ルドルフは自殺、最愛の妻エリザベート皇后はスイスで刺殺されました。
1914年、甥のフランツ・フェルディナントがサラエボでセルビア人に暗殺され、フランツ・ヨーゼフはセルビアに宣戦布告します。第一次世界大戦のはじまりです。
1916年、フランツ・ヨーゼフは86歳で亡くなり、カール1世が後を継ぎます。しかし、1918年の敗戦でオーストリア帝国は崩壊しました。
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