オーストリア旅行記(ウィーン)
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アウグスティナー教会
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続いてはアウグスティナー教会を見学します。アウグスティナー教会は1327年にアウグスティン修道会のために建設されました。

アウグスティナー教会 |
1634年に宮廷教会となり、ハプスブルク家のさまざまな儀式に利用されるようになりました。
フランツ・シュテファン皇帝とマリア・テレジア女帝、ヨーゼフ2世とイザベラ妃、フランツ・ヨーゼフ皇帝とエリザベート皇后たちの結婚式もこの教会で執り行われました。
この教会で一際目をひくのが「マリア・クリスティーネの記念碑」と呼ばれるイタリアの彫刻家アントニオ・カノーヴァの作品です。

マリア・クリスティーネの記念碑 |
マリア・クリスティーネはマリア・テレジア女帝の四女です。女帝は16人の子供の中でクリスティーネを「ミミ」と呼んで特別に可愛がり、他の子供たちを政略結婚させた中で唯一、恋愛結婚を認めました。
この記念碑はクリスティーネの夫アルベルト大公が、彼女の死を悼んでつくらせました。
教会の外壁には1枚の記念碑が飾られています。ポーランド王ヤン・ソビエスキ3世の記念碑です。

ヤン・ソビエスキ3世の記念碑 |
1683年、ウィーンはオスマン・トルコの大軍に包囲され、陥落寸前まで追い込まれます。
この時、キリスト教徒を率いて援軍にやってきたのがヤン・ソビエスキ3世です。彼はハプスブルク家の将軍プリンツ・オイゲン公と協力してオスマン・トルコ軍を破りました。
勝利の後、ヤン・ソビエスキ3世はこの教会を訪れました。記念碑にはその時の様子が記述されています。
アウグスティナー教会を出た後は夕食をとり、ホテルに戻ります。まだまだ行きたい所はありますが、残念ながら時間切れです。明日はとうとう帰国です。 |
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