オーストリア旅行記(ウィーン)


ウィーン中央墓地


 ウィーン6日目です。いよいよ明日は帰国、今日1日できるだけ多くの場所をまわりたいと思います。
 
 朝食を済ませると、さっそく地下鉄に乗って、まずはウィーン中央墓地に向かいます。
 この墓地はフランツ・ヨーゼフ皇帝のウィーン改造計画の一環として1874年につくられたものです。地下鉄を降りて第2門と呼ばれる入口から入ると、並木道が続いています。その先には教会が見えます。
 

中央墓地の第2門
中央墓地の第2門
並木道
並木道
 
カール・ルエーガー教会
カール・ルエーガー教会
 この教会は1897〜1910年にかけてウィーン市長を務めたカール・ルエーガー(1844〜1910年)にちなんだ教会です。
 
 カール・ルエーガーは市長に就任して以来、ウィーン市内にガス灯を設置したり、市電を開通させたりとウィーンの近代化に努め、多くの市民に慕われました。

 
 この並木道の途中、「32A」と呼ばれる区画にはウィーンで活躍した音楽家たちの墓が並んでいます。
 
 下の1枚目の写真は「運命」、「英雄」、「第九」などの代表曲を持つルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770〜1827年)の墓です。
 
 もう1枚の写真は、「野ばら」、「美しき水車小屋の娘」、「未完成」などの代表曲を持ち、「歌曲の王」と呼ばれたフランツ・ペーター・シューベルト(1797〜1828年)の墓です。彼は31年の短い生涯に600を超える歌曲、交響曲を残しました。
 
ベートーヴェンの墓
ベートーヴェンの墓
シューベルトの墓
シューベルトの墓