ハンガリー旅行記(ブダペスト)


ブダペストへ


 今日は東隣に位置するハンガリー共和国の首都ブダペストの観光に向かいます。ホテルで朝食を済ませ、8時過ぎにホテルを出発します。
 
 8時30分頃ウィーン西駅に到着、すぐに列車に乗り込み、8時45分に発車です。
 
 列車での旅は約3時間、のどかな景色が続きます。途中、オーストリアとハンガリーの国境に位置する駅で出国審査と入国審査があり、機関銃を持った人たちが車内を巡回してきます。
 
車窓からの眺め   車窓からの眺め
 
 これから訪れるブダペストは非常に古い歴史をもつ都市です。
 
 古代ローマ帝国の時代、現在のブダペストの辺りにアクインクムという名の町が築かれます。
 
 896年、アールパードを首長とする遊牧民のマジャール人がこの地にやってきます。やがて、マジャール人はドナウ川の西岸にブダ、東岸にペストと呼ばれる町を建設します。
 
 1000年、アールパードの子孫イシュトヴァーンがローマ教皇から王冠を授かり、ハンガリー王国を建国します。
 
 15世紀のマーチャーシュ王の治世にはルネッサンス文化が導入され、全盛期を迎えます。しかし、彼の死後、ハンガリーはオスマン・トルコに征服されてしまいます。
 
 1686年、ハプスブルク家の軍勢がハンガリーからトルコ軍を駆逐し、以後ハンガリーはハプスブルク家の支配下に入ります。
 
 1867年、オーストリア=ハンガリー二重帝国が誕生します。そして1873年、オーブダ(アクインクム)、ブダ、ペストが1つになり、ブダペストが誕生します。
 
ブダペストの東駅
東駅
 11時45分、予定通りブダペストの東駅に到着です。ここで現地の日本人ガイドさんに合流します。
 
 ガイドさんの話によるとブダペストは非常に治安が悪く、油断するとすぐ荷物を盗まれてしまうとのこと。周囲に警戒しながら駅を出ます。ちなみに、もし荷物を盗まれた場合、相手が拳銃を持っていることがあるので絶対に追いかけてはいけないそうです。