ハンガリー旅行記(ブダペスト)


聖イシュトヴァーン大聖堂


 教会の主祭壇にはイシュトヴァーンが祀られています。白い大理石でつくられた彼の像には、天井からの光が降り注いでいます。眩しくて顔がよく見えません。
 
大聖堂の内部
大聖堂の内部
主祭壇
主祭壇
 
 
大聖堂のドーム
ドーム
 中央のドームには多くの窓があり、内部を明るく照らす仕組みになっています。描かれているモザイク画はハンガリーを代表する画家ロツ・カーロイ(1833〜1904年)の作品です。
 
 このドームは建設中に一度崩れたことがあり、そのために完成が遅れてしまったそうです。
 
 大聖堂内にはハンガリーに関係ある聖人たちの像も祀られています。
 
聖エリザベートの像
聖エリザベート
聖ゲッレールトと聖イムレ
聖ゲッレールトと聖イムレ
 右の写真の1枚目はハンガリーの王女でありながら、貧しい人々に施しをしてまわった聖エリザベートです。
 
 もう1枚の写真は聖ゲッレールトと彼に教えを受けているイシュトヴァーンの王子イムレの像です。
 
聖母マリアとイシュトヴァーン
 右の絵は聖母マリアとイシュトヴァーンを描いたものです。
 
 王子イムレを亡くし、後継者を失ったイシュトヴァーンが「このハンガリーの王冠を誰に引き継げばよろしいのでしょうか?」と聖母マリアに尋ねている場面を描いているそうです。
 
 主祭壇の裏にある礼拝堂には、ハンガリーの国宝になっているイシュトヴァーンのミイラ化した右手が収められているそうです。この礼拝堂にも入りたかったのですが、すでに閉館時間でした。