ハンガリー王国


ラースロー1世(1040〜1095)


 イシュトヴァーンの死後、ハンガリーでは後継者争いが勃発し、数十年に渡って混乱が続きました。1077年にハンガリー王に即位したラースロー1世によって、ようやく国内は1つにまとまります。
 

ラースロー1世
ラースロー1世
 ラースロー1世によるヴァチカンへの働きかけにより、1083年に初代国王イシュトヴァーンと王子イムレは聖人に列せられました。
 
 一方で、彼はトランシルヴァニアをはじめ、クロアチア、ダルマチアまで領土を拡大し、ハンガリーを一大強国へと成長させました。
 
 彼は1095年に亡くなり、イシュトヴァーンと同じく聖人に列せられました。
 

1040年 ラースロー1世、誕生。
1077年 ラースロー1世、ハンガリー王に即位
1083年 イシュトヴァーンと王子イムレ、聖人に列せられる
1089年 ハンガリー軍、クロアチアに進出
1095年 ブダペストのマーチャーシュ教会にある聖ラースローの礼拝堂ラースロー1世、死去。後に聖人に列せられる
(写真はブダペストのマーチャーシュ教会にある聖ラースローの礼拝堂)